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     南部弁講座       しばれる 寒い  応用例   しばれだなし〜


もし正月がなかったら

 1月1日はいつから始まる

     のだろう。


荒巻鮭や餅、煮しめはいつ

食べることができるだろう。

 

やはり正月は正月用の着物

   なんぞ着流して

  初詣に参りたいものだ。


正月


正月



 あと、なんぼ寝ると正月、と寝ながら数える正月は幾つ年を重ねても楽しく

心おどり、正月に履く防寒靴を街へ買いに行くべ、注連飾り、餅の材料のモチコメ

正月用のおせちの材料はなにがいいかとあれこれな日々の師走。

 暮れの30日となると国道は街へゆく車がふだんより多く他県のナンバーが目立ち

街が近くなるにしたがって混雑し皆、買い物へと急ぐ。

 雪はちらちらと降り始め正月は白一色の景色で正月らしく迎えられそうだ。

街は買い物客で混雑し日も落ち始めみんな大晦日の準備があるからあわただしく

家路へと急ぐ。


つまご屋の家なども兄や子供たちが孫を連れ久しぶりに家で新年を迎えるため帰ってくるから

 賑やかな正月になりそうだ。こんな賑やかな正月は何年ぶりだろう、ジジとババ

の二人正月は、今までなにか寂しいかぎりの正月が続き

久しぶりの賑やかな正月が迎えられそうだ。


 そうだ、昔、父がやっていた玄関に飾る松を切ってきて飾ろうなどと思う、今風の

太い、から竹やらなんやかんや飾りつけた物ではなく、ただ一本の松だけの

素朴なものであるがこれが正月の演出をかって出るからたいしたものだ。

狭い玄関に一本の松、たったそれだけでも正月気分がするから不思議なのだ。

    
    

新巻鮭


      荒巻鮭

 あの頃の正月、大人も子供も家族が大勢いて正月だけは特別に鮭や鶏が食べれた。

ふだんはめったに口にすることができないのです。

新巻鮭の切り身、庭鶏、煮しめ、餅、これが定番の正月

料理で新巻鮭は藁でなった縄を鮭のエラから通し口で結んだもの

で塩分が強く切り身をしびど(囲炉裏)で焼くと鮭の表面に塩が浮き出る、それが新巻鮭。

そして銀シャリ、米の飯が腹いっぱいとしょっぱい鮭が食えればこれほど幸せなことがあろうか。




庭鶏



       庭鶏

庭で飼っている鶏だからといって感心することなかれ。(誰も感心してないっす。)

 この庭鶏なかなかのくせものである。放し飼いだから半野生的に育ち餌をやるにも

気性が荒く素足を何回つっつかれたことか、正月はこの庭鶏の出番,何羽かあるうちの

美味そうな二羽を選び父がしめる。

 父が言っていたことを思い出す「嘘むぎはなあ〜、嘘つげば皮やぶれば嘘ついだごどだ」

美味な味を揶揄し嘘はつくな、の意味。

嘘むぎとは砂肝のことで皮一枚へだて砂袋をきれいに取り除くことができると

一人前だがこれが難しい。


煮しめ


       煮しめ

 大きな鍋、かまどには湯気が立ち火は燃え正月がくるのを待ち構えるようにくつくつ

言う煮しめ、煮しめはくつくつ、ぶつぶつ煮しめるほどにうまい。

ふき、ミズ、わらび、にんじん、しいたけ、ごぼう、庭鶏、豆腐、さつま揚げ、

と彩りも鮮やかに晴れの正月にふさわしく豪華です。




       餅

 餅はやはり杵でつく餅がよろしい。大人も子供も臼の周りに集まり東京さ出稼ぎに行っていた

兄さも帰ってきてよいっしょ、よいっしょの掛け声で調子もよろしくワイワイ、ガヤガヤと

  家族がひとつになれた喜びでいっぱいなのだ。

女子衆は女子衆でゴットマザーの采配

で「水もっとたすんだ、へば餅あ〜やっこぐ(やわく)なるんだ」のうんちくのもと

 お供え用の大小の餅を作る。


大晦日

大晦日

大晦日の夜はこたつの中へみんなで足をつっこみ白黒の

テレビの紅白歌合戦を見ながら

ミカンを食べ誰かが「今年あ、赤が勝つべ、美空ひばり、

いがったなあ」と言うと

 東京から帰ってきた兄は「いやいや、今、東京で流行っているのあ、

舟木一夫だべ、今年も白だべよん」などと言っている。

 兄は何でも教えてくれる、東京での出来事や東京へでて自動車

の免許を取りトラックの運転手をし

いっぱい銭を取り正月に帰ってきて小遣いをくれるから大好きだ。

 やがて紅白歌合戦も終わりいよいよ新しい年を迎えると子供たちは

コタツの中ですでに眠りにつき

大人も「年あ〜、明けたしハ〜、寝るがあ」と言ってそれぞれ床につく

去る年と来る年の境目は興奮しなかなか眠りにつけず、

やがて遠くから聞こえる

除夜の鐘の音、裏通りの雪道を村の神社へ参拝に行く人の声、

 そんな新しい正月の音を聞きながらやがて眠くなる。


正月