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つまご屋com
指が曲がった職人
あのなっす
あのなっす、とは「ねえ〜ちょっと聞いてよ」という南部弁の意味です。
つまご屋が南部弁をふんだんに使いあること、ないこと、くだらないこと
思いつくまま、つれずれに書く雑記帳みたいなものですからもう
飛ばしてもらって結構です。
あのなっす、このあいだ、かっちゃ(おかあさん,つれあい)としばらくぶりに食べ放題の焼肉屋さんへ
いってきました。それはもう朝からあんまり食事もとらず力仕事でお腹をへらし
準備万端、11時ごろ、いざ出陣とあいなりお店に入りいそいそと肉を皿に盛り
焼肉の網にあげるこの瞬間が好きなのです。
昼下がりの情事と似ていて(こと)が始まる前のソワソワ感がたまらない、
(想像です。実際はないでしょう。)
肉はほどなく煙を立ち上げ網の上でじゅわじゅわと身をよじり色気さえ感じる様、
はやく私を食べてネ、なんていう訳がない。
ほどよく脂がのり赤みがさし食べごろという感じ、となりのたまねぎにそんな自分を
悟られ、さめた顔つきでつまご屋をにらんでいる。
かっちゃは肉はあまり取らず寿司やケーキのほうがいいみたい。
そのときの二人の会話はない。ただ黙々とたべるだけ
かっちゃが最後に言った言葉は「よぐ食ったなあ、ほいど、みんたなあ」といいました。
ほいど 乞食、食い意地がきたない
そんな、こんなでしょしぐなり、二人ともそそくさと店をでました。
しょし はずかしい
うちのかっちゃはそんな「ほいど」なんて失礼なこといわないよ、南部地方では
話あ、おもしろぐ屁あくさぐ
ということわざがありまして、なんで屁なのかわからないのがまたおもしろいですが
しょしぐなったのはいくらかありました。
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